The Midnight Seminar

読書感想や雑記です。近い内容の記事を他のWeb媒体や雑誌で書いてる場合があります。このブログは単なるメモなので内容に責任は持ちません。

2006-01-01から1年間の記事一覧

スティーブン・ピンカー『人間の本性を考える 〜心は「空白の石版」か』

人間の本性を考える ~心は「空白の石版」か (上) (NHKブックス)作者: スティーブン・ピンカー,山下篤子出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/08/31メディア: 単行本購入: 7人 クリック: 57回この商品を含むブログ (114件) を見る とりあえず上巻だけ読んだ…

H・アレント『人間の条件』

人間の条件 (ちくま学芸文庫)作者: ハンナアレント,Hannah Arendt,志水速雄出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1994/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 77回この商品を含むブログ (122件) を見る 本書はアレントの主著のひとつであり、社会思想の領域で私…

マーシャル・マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』

グーテンベルクの銀河系―活字人間の形成作者: マーシャルマクルーハン,森常治出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1986/02/20メディア: 単行本 クリック: 30回この商品を含むブログ (36件) を見る 言わずと知れた、メディア論の古典中の古典。しかし7,500円…

J・P・サルトル『嘔吐』

嘔吐作者: J‐P・サルトル,白井浩司出版社/メーカー: 人文書院発売日: 1994/11メディア: 単行本 クリック: 62回この商品を含むブログ (81件) を見る アントワーヌ・ロカンタンという名の孤独な歴史家が、ド・ロルボン侯爵(←誰やねん)についての研究をまとめ…

C.レヴィ=ストロース、G.シャルボニエ『レヴィ=ストロースとの対話』

レヴィ・ストロースとの対話作者: レヴィ・ストロース,ジョルジュ・シャルボニエ,多田智満子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1970/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (3件) を見る 本書は、G.シャルボニエという人がラジオ番組で行…

キルケゴール『死に至る病』

死に至る病 (岩波文庫)作者: キェルケゴール,斎藤信治出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1957/01メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 62回この商品を含むブログ (102件) を見る とにかく最高クラスの知名度を持つ哲学書だ。「絶望」をテーマにした、一見する…

M・メルロ=ポンティ『行動の構造』

行動の構造作者: メルロ=ポンティ,滝浦静雄,木田元出版社/メーカー: みすず書房発売日: 1964/10/30メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (10件) を見る この本はすばらしい。メルロ=ポンティは、「有名な割に人気がない」「おもしろい割に読…

西部邁『経済倫理学序説』

経済倫理学序説 (中公文庫)作者: 西部邁出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/11メディア: 文庫 クリック: 6回この商品を含むブログ (3件) を見る 1983年に出版され、同年の吉野作造賞を受賞した、経済学者時代の西部邁の代表的作品のひとつ。「学者」時…

L.ウィトゲンシュタイン『哲学探究』

ウイトゲンシュタイン全集 8作者: ウィトゲンシュタイン,藤本隆志出版社/メーカー: 大修館書店発売日: 1976/01メディア: 単行本 クリック: 21回この商品を含むブログ (21件) を見る ウィトゲンシュタインが、初期の代表作『論理哲学論考』に自ら限界を感じて…