2008-01-01から1年間の記事一覧
時が滲む朝作者: 楊逸出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (78件) を見る 単行本も出ているが、私は月刊『文藝春秋』の9月号で読んだ。 中国人の女性作家・楊逸氏の芥川賞受賞作品であ…
先週、高校時代の友人と牛久大仏に行ってきたんですが、よく考えたら来年は丑(うし)年なので年賀状のネタに使えると思い、今日一人で写真だけ撮り直しに行ってきました。 で、まぁ写真はいろいろ撮ったし突っ込みどころだらけの大仏なのですが、一番おもし…
ロスジェネ 別冊 2008―超左翼マガジン 秋葉原無差別テロ事件「敵」は誰だったのか?出版社/メーカー: ロスジェネ発売日: 2008/10/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (20件) を見る ↑を読んで知ったんですが、「たかじんのそこま…
経済はナショナリズムで動く作者: 中野剛志出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2008/10/25メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 38回この商品を含むブログ (12件) を見る 短めの要約を↑のアマゾンのレビューに書き込んでありますが、詳細に紹介すると↓のよう…
ペギー葉山の「南国土佐を後にして」という歌はけっこう好きなほうです(YouTubeの動画へのリンク)。 【2015.1.12追記】 JASRACからはてな経由で削除要請があったので、歌詞を消しました。 本エントリ後半の「鯨部隊バージョン」についてはJASRAC関係ないと…
【正論】同志社大学教授・三木光範 金融危機の「工学的」落とし穴 2008.10.31 03:50 http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/081031/fnc0810310351007-n1.htm (略) さらに、過去のデータの統計解析で得られるデータは、将来の長期間の事象に対する統計…
べつに産経新聞のファンではないのですが、今朝デニーズで産経新聞を読んでいて気になった記事が2本。 北海道・十勝に“本物”のチーズ 世界が太鼓判 http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081026/sty0810260909002-n1.htm (略) 代表の宮嶋望さんは「福…
↓のエントリーへの補足。 鈴木謙介は、ワーキングプアやロストジェネレーションの利益を代弁する声が、いつの間にか「新自由主義」=「既得権批判」のロジックに転化していて、より一層の雇用流動化を促しているという逆説的な指摘から『サブカル・ニッポン…
【追記】このエントリの内容の一部を、とあるメルマガに書きました。【/追記】 サブカル・ニッポンの新自由主義―既得権批判が若者を追い込む (ちくま新書)作者: 鈴木謙介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/10メディア: 新書購入: 11人 クリック: 185回…
数日前、東京で3人の銀行員と飲んだ際に、今売れてる『ルポ・貧困大国アメリカ』(堤未果、岩波新書)が話題になって、面白いと言われたので買って読んでみたら本当に面白かった。いやまぁ内容は一面的だけど。面白いルポって、女性が書いたものが多い気が…
「循環型社会」論は、トンデモ感あり、スピリチュアル感あり、哲学論と技術論の混同あり、それでもまじめに議論している科学者ありと、けっこうマニアックな世界になっているようです。 環境問題って意外にあんま関心ある人いないんですが、そのうち人が集ま…
8月29日に行われた米民主党・オバマ氏の大統領候補指名受諾演説は「アメリカの約束」と題され、終盤の安全保障に触れたくだりで、「軍の司令官として、私が国を守るのをためらうことなどあり得ない。しかし私は、明確な使命と、必要な武器や帰国後に受けとる…
8月16日発売の雑誌『表現者』に、「我々は『居場所』を作り出せるのか――秋葉原通り魔事件について」という評論を載せていただいています。 表現者 2008年 09月号 [雑誌]出版社/メーカー: ジョルダン発売日: 2008/08/16メディア: 雑誌 クリック: 2回この商…
「経済ナショナリズム」の思想 本書は、マルクス経済学と経済自由主義の陰に隠れて異端扱いされてきた「経済ナショナリズム」の理論の系譜に、光を当てなおす試みである。経済政策は「国家」政策であり、経済学はその政策に示唆を与えるべきものであるはずな…
秋葉原の「通り魔事件」についての文章をまとめていて、その参考の一つとして手にとった本。薄かったし、面白かったし、分かりやすかった。「Life」というラジオ番組のウェブサイトで参考図書に挙げられていたのだが、番組のなかでは事件を解釈するために使…
忘れそうなのでここに書いとく。 ワード(2003でも2007でも)で、ハイフンを3つぐらい入力してENTERを押すと、勝手に罫線に変換されて、これが消せない(笑) で、調べたら、「Ctrl+A」で全選択したあとに「Ctrl+Q」を押すと消えることがわかった。
これはなかなか素晴らしい作品だった。そんなに観てる人もいないと思うので、歴史に残るようなものではあり得ないけど、とても感じのいい映画だった。 http://www.1978-winter.com/ 1978年――「文化大革命」から「改革開放路線」への折り返し点にあたる時代に…
月曜日か火曜日に店頭に並ぶ雑誌『表現者』に、映画評論(?)を掲載していただきました。 表現者 2008年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: ジョルダン発売日: 2008/06/16メディア: 雑誌 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 「表現の自由とナショ…
映画を観た人のインタビュー動画 http://www.nicovideo.jp/watch/sm3219078 ↑登場する観客のコメントにはほとんど賛成できないが、それ以上に、「チャンネル桜」のコメンテーター、インタビュアーの紋切り型のイメージ誘導にもウンザリ。繊細で微妙な議論を…
ここ4年ぐらいの間に、「格差社会」が問題として取り上げられることは珍しくなくなった。そして議論はさらに進んで、ジャーナリズムの場で「ワーキングプア」についてのルポが量産されつつあることに見られるように、焦点は「格差」から「貧困」に移ってい…
小栗旬「オレは許せない」 「KY」現象に批判噴出 http://www.j-cast.com/2007/12/27015117.html 「KY」が批判されている……。 とりあえず、 「空気を読む」なんて昔から使われている言い回しだし、日本人がムードに同調しやすい国民だというのも昔から言われ…
ベルリン国際映画祭と東京国際映画祭で賞を取っているとのことで、万人受けするテーマではない(しかも、メチャクチャ暗い)にもかかわらず、劇場の客入りは想像したよりも盛んだった。かなり出来の良い作品で、この映画は今後、たとえば大学の(社会科学・…