少し古い記事だが、幸福の科学総裁・大川隆法エルカンターレの長男氏のインタビュー記事があり、「Tポイントで買える」というのを試したくて読んでみた。
大川隆法の長男、独白6時間「清水富美加との“結婚強制”」【先出し全文】(文春オンライン) - Yahoo!ニュース
なかなか味わい深い。
小さいころから部屋に監視カメラがついているような束縛の多い環境で育ち、女優の清水富美加氏(その後、女優を引退して千眼美子という名前で出家)との結婚を強要されそうになったのをきっかけに、親とも教団とも縁を切ることにしたそうだ。
大川総裁が清水氏に女優業をやめさせたと書かれているので、もしそれが本当だとすると、以前のエントリで紹介した清水氏の自伝の内容は、実態と少し異なるのかもしれない。
突然、父から富美加さんとの結婚を迫られた僕は、「彼女にはすでに決まっている仕事もあるし、駄目でしょう」と反論しました。それでも父は「決まったことだから」、「あの富美加ちゃんだぞ」と全く取り合ってくれなかった。父は彼女に連絡を入れ、所属していた芸能事務所を契約途中で辞めることを承諾させました。その翌日から彼女は仕事を一方的にキャンセルし、撮影現場に行かなくなったそうです。それが“出家騒動”の真相です。
長男氏から見ると清水氏は性格が悪いと書かれてあるが、これはまぁ、個人の評価なので、実際のところはよくわからない。
彼女は教団の信者でしたが、基本となる経典「悪霊撃退の祈り」さえ読んだことがないと本人から聞かされたこともあります。父は「教学はこれから勉強すればいいじゃないか」と言っていましたが、映画の撮影中、撮影スタッフの陰口を言うなど、彼女の裏表の激しい性格を目の当たりにし、とても一緒に生活できないと感じていたのです。
総裁はウサギが好きらしいです。
父の趣味はウサギの繁殖です。昔から30匹以上のウサギを飼って、繁殖させていました。子供の結婚も同じ感覚なんでしょう。
子供の頃は大変厳しく育てられており、秘書にも殴られたらしい。
食事が終わると、父は歴史や宗教の書物を読みます。リビングのテレビでは、NHKの教育番組や「これで分かる日本の歴史」といった教材が延々と流れており、子供はそれを見続けます。少しでも私語をすれば「うるさい、バカ波動を出すな」と父に叱られる。子供が粗相をすると秘書のクビが飛ぶので、秘書にはいつも陰で殴られていました。「総裁先生の前で余計なことをするな」と。
霊言は責任逃れ、というのは鋭いですね。
「霊言」だって、占いみたいなものだから、「大川隆法の意見」として発信すればいいのにと思います。「○○の霊がそう言っている」っていうのは責任逃れでしょう。「霊言」の現場に立ち会ったことがありますが、父は、「霊」を呼び出す前、その人物についての資料を熱心に確認していますからね。
そして大川総裁の奥さんが教団を出ていって離婚した話、長男氏は教団内で映画製作の仕事を与えられたが、徐々に教団の管理職に回され始めたので一般の建設会社に転職した話、大川隆法氏が30歳年下の教団職員と再婚した話などが続きます。
で、壮絶な家庭ではありますが、子どもたちは割とドライなようです。
よく誤解されるんですが、僕たちきょうだいの中にいわゆる“洗脳”されている人は一人もいません。ただ、この先、教団が縮小しても大川家は豪華な生活が維持できるのが分かっているので、文句を言わないだけです。財産の取り分がどのくらいかというのも分かっている。いわば“家業”に入る感覚ですね。
総裁は、政治活動には今後も力を入れていくそうです。
教団が抱えている一番の悩みの種が「幸福実現党」の政治活動です。現在、国会議員は一人もいないし、選挙のたびに供託金がかかる。今年の参院選の立候補者数を見れば、教団の財政状況を推測できると思います。
ただ政治活動は、30年以上前からの父の夢ですから続けざるを得ません。実業家として成功し、国家の舵取りをするのが、父の最終目標です。日本のドナルド・トランプになりたいのでしょう。まだまだ諦めてないと思います。
そして父から得た教訓は・・・
父は、僕にとって最高の反面教師です。名誉欲や金銭欲にまみれると、人生で一番大事なものを失う――。それを教えてくれたのが他でもない父でした。