The Midnight Seminar

読書感想や雑記です。近い内容の記事を他のWeb媒体や雑誌で書いてる場合があります。このブログは単なるメモなので内容に責任は持ちません。

HandbreakでのH.265エンコーディング時は10bitsが最適

Handbreakで動画をエンコードする際、コーデックは長年あまり考えずにH.264を使ってきたが、やっぱH.265のほうがよさそうだ。ファイルサイズが半分ぐらいになる。
また色の表現として、デフォルト(無表記)の場合は8bitで、10bitと12bitが選べるが、以下の書き込み(2022年)によると10bitがいいらしい。
https://www.reddit.com/r/handbrake/comments/r01oz8/comment/hsxmen2/


もとの質問は、「エンコ前のソースファイルが8bitsである場合ですら、10bitsを選択したほうがいいという点ではだいたいみんな一致していると思うが、12bitsにしないのはなんで?」というもので、答えとしては、12bitsに対応しているモニターがあまりないこと、見た目が変わらないこと、エンコードに時間がかかりすぎること、になるらしい。


どれだけ当てになるかは分からないが、「ブレードランナーみたいな画面が暗い映画だと、x265の10bitsで2000kbpsの動画は、8bitsで3500kbpsの動画や、x264の8bitで6000kbpsの動画よりもクオリティが高い」と言っている人もいる。


ちなみにx264とかx265とかいうのは、H.264、H.265でソフトウェアエンコードするときに使われるライブラリの名前。Macの場合、GPUでハードウェアエンコードするならVideoToolboxというのを選択する。Windows機の場合はAMDとかNVIDIAのGPUに対応したオプションがあるはず。MacでVideoToolboxを選択すると、Constant Qualityを選べなくなるので、自分はx264/x265でのソフトウェアエンコードを選択している。


手元の小さいファイルでテストした感じだと、速度はH264 (8bits) > H265 (8bits) > H265 (10bits)だが、遅くなると言っても1.5〜1.7倍程度だったので、ファイルサイズがだいぶ小さくなることを考えれば気になるほどの違いではない。