去年の8月に会社から大学に転職して、最初の3ヶ月ぐらいはよくわからないまま過ぎていき、冬になると卒論・修論の指導(あわせて9名)に忙殺されて3月にそれが一段落。
それで4月から本格的に大学教員としての生活を整えようという感じになって、まず無駄な時間を減らすために1ヶ月間、ツイッターとはてブを見るのをやめてみた。
そのあたりから、チェックするメディアがけっこう変わってきて、ツイッターとかはてブで拡散されてる「ネットで話題」系の記事をみるのはマジで意味がないなと実感した。会社員時代は、ああいう「ネット世間」みたいなものについていくのが普通になっていたので、意識せずにそういう情報に毎日触れてたけど、いったん離れてみるとどうでも良くなってきた。
一時期、FeedlyにブログのRSSをたくさん登録してそれを毎日みてたのだが、まずいわゆる「アルファブロガー」と言われる人たちのブログは、上記のTwitterやはてブと同じことで、べつに見なくてもいいかなと思うようになった。海外のサイエンス系のブログもたくさん登録してたのだけど、たくさん登録しすぎて読みきれなくなったので、結局見ていない。
それで最近は何をみているかというと、
- Yahoo!ニュース(iPhoneのアプリでみてる)
- Foreign Policy
- Foreign Affairs
- ウォールストリートジャーナル日本語版
- 昔からよくみてるブログ(これとかこれとか)
- ビデオニューズドットコム
- 学術論文
- 書籍
ニュースは結局、Yahoo!ニュースみたいな「ふつう」な感じのやつがいいと思うようになった。セレクションがテレビのワイドショーに近く、ネット世間じゃなくてリアル世間に近い気がして、そのほうが生きていく上で必要な情報という感じがする。よく知らんけどたぶんNews PicksとかSmartnewsとかは、もっと「ネット世間」寄りなんだろう。あと何でかわからないが、出張でビジネスホテルの1階においてある紙の新聞を手に取ると、なんだかんだで読んでしまうので、紙の新聞もまだ意外と有益かもしれない。
FPとFAは、何となく今は国際関係の動きを観察してると面白い時代だなと思ってみているが、メールで配信されてくるヘッドラインをみて関心があったら飛んでみる、程度。ただ、たとえば「北朝鮮について気になることがある」「イランについて気になることがある」といったときに、この2誌の中を検索すると何かしら取っ掛かりになる記事に出会えることが多い気もする。The Economistも購読したほうが意識が高いと思うのだが、値段も高いので購読していない。研究費でも契約できるけど、割に合わなそうなので今のところしてない。
WSJは以前、何かのニュース記事を読みたくて有料会員に登録してしまい、そのまま惰性で、ヘッドラインがメールで送られてくるので気になるものがあったら読んでいる。
ブログは、定期的にチェックするのは1個か2個に絞るべきだと思うようになった。それ以上巡回し始めると「ネット世間」に無駄についていく感じが出てくる。
ビデオニューズ・ドットコムはテーマに興味がある回だけ見ているが、論調がわかりやすく「リベラル」すぎて賛成できないことも多い。しかし確か2000年ごろに始まったやつで(その頃からたまに見てた)、なんだかんだでこういう「カタい内容の動画」の配信を長年続けてることには敬意を持っているし、たいていのテレビ番組よりは良いと思う。システムをもう少し今風にしてほしいとは思うけど。プラットフォームに中抜きされてくないのかもしれないが、たとえばVimeoで有料配信とかしてもらえると、WiFi環境下でダウンロードしておいて通勤電車で見るみたいなことが可能になって嬉しいのだが。
論文と本は、仕事だから読むわけだけど、十分な数を読めていないなぁと感じる。