2007-01-01から1年間の記事一覧
■「mixi疲れ」を心理学から考える http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/21/news061.html ■「mixi依存症なんです」――ソーシャルネットで人生が変わった26歳女性 http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0408/31/news049.html その女性のmixiのページ…
久しぶりにパラパラと読み返してみた。(岩波文庫版) ○ 高い感覚の強さではなく、むしろその持続が高い人間を作る。(p.103) ○ 天才をもつ人間は、少なくともその上なお二通りのものを所有しないならば、耐えがたい存在である。すなわち、感恩と、純潔と。…
学生時代にやるべきことは2つしかない──ニーチェを真面目に読むことと、キルケゴールを真剣に読むことだ! 『ツァラトゥストラはこう言った』(岩波文庫)より。 「劇務や、スピードや、新奇なものや、異常なものを好むあなたがた全部──あなたがたは自分自身…
なんと、ヴィクター・ターナーという人類学者が、大学で学生たちを集めて「the Midnight Seminar」というのを開いていたらしい(笑) ↓の頁の真ん中あたりに出てくる。 http://www.theasa.org/conferences/asa03/panels/mills.htm
『不安の概念』はすごい本でした。驚いたことに、岩波文庫が重版されていて、いま友朋堂とかに行けばふつうに新品が買えます。俺は20年前のやつを古本で買ったのに……。 ○ そのかわりに私は、不安を抱くことを覚えるというこのことは、誰もがやりとげねばなら…
Salyuのセカンドアルバム『TERMINAL』のライブに行ってきた! 「卵のかたちの完璧さ」というものを分かってくれる人がもし居たら、Salyuが我々に聴かせるのはそういう完璧さをもった歌声なのだと言いたい。 「芸術は爆発だ」という岡本太郎の名言があって、…
いま日本の若者が「シュールな発想だなぁ」とか言うときの「シュール」は、「シュルレアリスム」(超現実主義)を略したものである。この、20世紀はじめの芸術運動である「シュルレアリスム」とは何なのかが知りたければ、ネットで調べた後にとりあえず本書…
この『幸せの力』(原題は“the Pursuit of Happyness”で、ハピネスの綴りが間違っているのはわざと)は実話をもとにしているらしい。 商売に失敗して奥さんに逃げられ、幼い一人息子を連れて(家賃が払えないため)住処を追われながら、奇跡的に投資会社のイ…
主に老後論と食事論。 一番面白かったのは197頁からの「少年時代の映画」というエッセイで、これは後で覚えていたらコピーしておこう。 小津安次郎、夏目漱石などの食事の記録も紹介されていて面白い。 「それに白内障も悪いことばかりではない。眼は、風景…
最近、「芸術」について書かれた本をいくつか読んでみている。そのうちの一冊。 本書には、メルロ=ポンティの3つの講演と1つの論文が収められている。表題になっている「眼と精神」という論文は、メルロ=ポンティの生前に出版された最後の著作だ。以下、こ…
(2018.2.22追記 とあるメルマガに、このブログに書いたのと同じような内容の文章を書きました。パクりじゃねーのと思う人がいるかもしれないので、注記しておきますw) 啄木の歌集は素晴らしいが、彼の文芸・社会評論もなかなか面白い。明治40年代の文学界…