The Midnight Seminar

読書感想や雑記です。近い内容の記事を他のWeb媒体や雑誌で書いてる場合があります。このブログは単なるメモなので内容に責任は持ちません。

2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「古典」を読むことの意義について

読書会 いま、都内で働いてる学生時代の友人たち数名と、様々な分野の「古典」を中心とする読書会を1~2ヵ月に1回ぐらいのペースで行っています。学生時代もやっていたのですが、最近また始めました。分野としては社会科学や歴史を中心としており、古典と…

(補足)福田恆存の「小林秀雄」論

昨日のエントリ(「自意識に詰め腹を切らせる」)で、長年気になっていた「自意識に詰め腹を切らせる」というセリフの出典を確認したのだが、この福田恆存による小林秀雄論は、短い評伝なのに内容が難しくて、久しぶりに「これは何を言ってるんだ……?」と悩…

「自意識に詰め腹を切らせる」

ずいぶん前から探していた文献にようやくたどり着くことができたので、将来、だれかがネットで検索して見つけることもあるかもと思い、メモしておきます。 自意識過剰な人々 先日、ある飲み会で、自意識過剰な人たちについてどう思うかというようなこと話題…

戦前の国語教科書(小1)の『さるかに合戦』のイラストがシュールすぎる

戦前の尋常小学校の1年生で使われていた国語の教科書『國語讀本 巻一』に、サルカニ合戦が載っていて、イラストがたいへんシュールで感動しました。 まず、 サル ガ カキ ノ タネ ヲ カニ ニ ヤリマシタ。 サルが出てきました。これはいいです。 つづいて、…

中岡哲郎『人間と労働の未来——技術進歩は何をもたらすか』(中公新書、1970年)

人間と労働の未来―技術進歩は何をもたらすか (中公新書 234)作者: 中岡哲郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1970/10メディア: 新書購入: 1人 この商品を含むブログを見る 友人たちと定例的に開いている勉強会で、同じ著者(中岡哲郎氏)の『日本近代技…