The Midnight Seminar

読書感想や雑記です。近い内容の記事を他のWeb媒体や雑誌で書いてる場合があります。このブログは単なるメモなので内容に責任は持ちません。

うちの大学における保険営業

 追加で個人年金に入ろうかと思っていたところへ、たまたま保険会社の人が営業にきていたので、年金の資料をもらいつつ、保険営業について(単なる興味から)いくつか質問をした。以下は教えてもらったことのメモ。

  • うちの大学における保険営業は、日本生命とジブラルタ生命の二強となっている。
  • 二強のそれぞれの強み:ジブラルタ生命の強みは、日本教育公務員弘済会(日教弘)の保険商品の代理店をやっていること。日生の強みは、早期にうちの大学の加入者を囲い込んでいたので、団体割引が効かせられること。
  • 日教弘の保険は、小中学校の先生は半数ぐらいが加入しており、大学の教員もけっこう入っている(加入者全部で60万人ぐらい)。
  • 日教弘は、研究助成や奨学金などの事業もやってるのでコストが余分にかかっている面もあるにはあるが、対象が教職員だけなのでリスクが低く評価されている面があり、また広告宣伝も殆どやらないため、差し引きでみると保険料は割安になっている。
  • 日生は個人年金商品を推していて、年金控除のメリット(「一般保険料の枠以外に、年金の枠も使いましょう」)を唱える営業をしている。
  • 一方、ジブラルタ生命は、日教弘の商品も売っているが、自社のドル建て運用の(年金に似た)保険を推していて、金利が高いことのメリットを唱えている。
  • 最近は、保険料の割安感だけでみればやはりネット生保には勝てないのだが、何だかんだで、担当者が付いていないと安心して保険に入れないという人も多く、ネットに制圧される感じはない。
  • 新興の生保会社が破綻したりしても政府が9割ぐらい保証するから、大して心配はないのだが、昔からある大きい会社のほうが安心という人もやっぱり多い。
  • 外貨建て運用の保険商品は、一般には嫌がる人もけっこういるのだが、大学の教員は為替や金利に関する理解がある程度あるので、売りやすい。