- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/16
- メディア: ハードカバー
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言葉にならないくらい、詰まらなかったです。何だこのネタ切れ感は(笑)
もともと、べつに有意義な読書体験を期待したわけではなくて、いま友人と製作している某国向けの本の原稿を書く上で一応目を通す必要があっただけなので、詰まらなくても文句はないです。
でも、ふつうベストセラー小説ってのは、何か大事なことを学びたいとか、心の底から感動したいと思ったりしなければ、少なくともわざわざ「詰まらない」と言う気が起きない程度には楽しめるもののはずだ。テレビドラマとかと同じで。なのに今回は……。
「BOOK1」「BOOK2」について触れたエントリーでメモっておいたように、村上が考え、表現しようとしているのは「心をシステマティックに支配するものに人々はいかに立ち向かい得るのか」ということのようで、これってメチャクチャ面白いしかつ重要なテーマだと思うんですが、たぶん彼はしょーもない答えしか持ってないんでしょう。
「1Q84」BOOK3が100万部に 2010.4.27 17:28
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/100427/bks1004271728000-n1.htm新潮社は27日、村上春樹さんのベストセラー小説「1Q84」BOOK3(第3巻)を10万部増刷し、累計100万部となると発表した。
3巻合計の累計部数は366万部で、BOOK1(145万部)、BOOK2(121万部)とともに“トリプル・ミリオン”を達成。発売日から12日目で100万部発行が決まるのは同社刊行物で過去最速。
出版科学研究所は「日本人の小説として異例のスピードで売れている」と話している。
ま、売れること自体は何よりですね。学生時代の先輩が新潮社に務めていて、ミリオンセラーとかが出るとボーナスが増えると言っていたので*1、こんど何かおごってもらおう。