The Midnight Seminar

読書感想や雑記です。このブログの裏で始めた統計&プログラミングのブログのほうがアクセスが伸びてしまい、こっちが裏みたいになってます。

昨日、クルーグマンの講演を聴いてきました。日本に謝りたいそうです。

ちょうど、クルーグマンのコラムを紹介した記事が出ていましたが、じつはクルーグマンは昨日東京の有楽町で講演していて、それを聴いてきました。だいたい、同じようなことを言ってましたね。 日立製作所主催の「イノベーションフォーラム」というやつですが…

イスラム主義に関するメモ

学生時代のメモ 学生時代につくったイスラム主義等に関するノートがみつかったので、テキストに起こしておきます。べつに専門でも何でもなく、趣味的な関心で読書した範囲でのメモなので、どこまで正しいかは不明ですが。 だらだらと書き写しただけの部分は…

慰安婦問題は歴史のテーマとしては“マニアック”

そもそも重要な問題なんだろうか 従軍慰安婦問題について、なんか朝日新聞が「誤報」を認めたとのことで盛り上がってましたが、個人的にはもうあまり興味がもてないですね。*1 十年以上前になりますが、まだ私が19〜20歳ぐらいだった頃にいわゆる「歴史認識…

死刑制度の「象徴的機能」について

こないだF先生と飲んでいた時に、昔、小さな勉強会内で発行していた冊子に私がディスカッション目的で書いた死刑制度論に言及されて、「そういえばそんなこと書いたなぁ」と思っていたら原稿が見つかったのでここに貼り付けておく。分かりやすいように少し改…

ハルマゲドンの話(ウクライナ問題など)

チャンネル桜は3年に1度ぐらいしかみないんですが、たまたまYouTubeに上がってた動画がTwitterで流れてきたのでみました。(↓のリンクは3本続きの動画の2本目。全部はみてないです。) 2/3【討論!】安倍政権への進言・諫言・提言 - YouTube 以下、馬渕…

「集団的自衛権の行使容認」問題についてのメモ

変な議論 間違いもあったので記事を2回ぐらい全体的に書き直しました。 集団的自衛権の行使容認の問題がめちゃめちゃ盛り上がっていて、新聞テレビはほとんど見ていないのでよく分からないが、会社の近くでも連日デモが行われているし、知り合いのFacebook…

「教養の伝達」と「科学の研究」(ホセ・オルテガ著『大学の使命』レビュー)

大学の使命作者: J.オルテガ・イ・ガセット,Jos´e Ortega y Gasset,井上正出版社/メーカー: 玉川大学出版部発売日: 1996/12メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (1件) を見る つい最近、安倍政権の大学改革を批判する記事をいくつか読んだこ…

史上最悪のネットセキュリティ危機と騒がれてる「Heartbleed」問題に関するメモ(よくわかっていない素人レベル)

※2014/4/15 すこし追記 数日前から話題になりまくっているように、Heartbleedと呼ばれるインターネット史上最悪ともいわれるセキュリティ危機が起きているらしい。 私はインターネットの技術をよく分かってないので、具体的に何がやばくて何をしたらいいのか…

Research Blogging——学術研究の業績をブログで広めるためのプラットフォーム

Research Blogging(以下「RB」)という、「査読付きの学術論文を参照して書かれたオリジナルな意見であること」をルールとして書かれたブログ記事をネットワーク化する試みがあって、とても面白いので毎日チェックしています。 Research Blogging(http://r…

“競馬の神様”・大川慶次郎氏の偉大さについて考える——90年代の競馬を振り返って

※ひと昔前の競馬について書きますが、当時はまだ馬齢を満年齢ではなく数え年で数えていた時代で、私のなかでは未だに「クラシック」と言えば「4歳」なので、このエントリも当時の表記に合わせて書いています。 競馬を全然みなくなった 今日、たまたまYouTub…

田母神俊雄氏の昔の主張の問題点(『自らの身は顧みず』及び「田母神論文」について)

自らの身は顧みず作者: 田母神俊雄出版社/メーカー: ワック発売日: 2008/12メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 93回この商品を含むブログ (80件) を見る 5年前に、田母神俊雄氏の著書『自らの身は顧みず』が出版されたて話題になったときに、いわゆる「田…

Rの指数表示はどこまで回避できるのか【結果的に意味がなかったエントリ】

【追記】本文は読まず、コメント欄から読んで下さい。 私は統計も数学もあまり知らないしプログラミングはまったくの素人ですが*1、統計ソフトの「R」というやつがちょっと面白いので使っています。 で、Rで桁数の大きい数値を表示しようとすると、指数表示…

「コンビニ冷蔵庫事件」と「プラカード事件」

いわゆる「コンビニ冷蔵庫事件」に関するブログやらTogetterの記事を読んで、ふと作家の山田風太郎が終戦直後に「プラカード事件」についてのコメントを日記に書きつけていたのを思い出したので、メモしておきます。 コンビニ冷蔵庫事件 7月に、コンビニの…

藤井聡『新幹線とナショナリズム』

Amazonに投稿したレビュー(リンク)を貼ります。 新幹線とナショナリズム (朝日新書)作者: 藤井聡出版社/メーカー: 朝日新聞出版発売日: 2013/08/09メディア: 新書この商品を含むブログを見る 本書は、東海道新幹線の建設をめぐる約半世紀前のドラマを振り…

「古典」を読むことの意義について

読書会 いま、都内で働いてる学生時代の友人たち数名と、様々な分野の「古典」を中心とする読書会を1~2ヵ月に1回ぐらいのペースで行っています。学生時代もやっていたのですが、最近また始めました。分野としては社会科学や歴史を中心としており、古典と…

(補足)福田恆存の「小林秀雄」論

昨日のエントリ(「自意識に詰め腹を切らせる」)で、長年気になっていた「自意識に詰め腹を切らせる」というセリフの出典を確認したのだが、この福田恆存による小林秀雄論は、短い評伝なのに内容が難しくて、久しぶりに「これは何を言ってるんだ……?」と悩…

「自意識に詰め腹を切らせる」

ずいぶん前から探していた文献にようやくたどり着くことができたので、将来、だれかがネットで検索して見つけることもあるかもと思い、メモしておきます。 自意識過剰な人々 先日、ある飲み会で、自意識過剰な人たちについてどう思うかというようなこと話題…

戦前の国語教科書(小1)の『さるかに合戦』のイラストがシュールすぎる

戦前の尋常小学校の1年生で使われていた国語の教科書『國語讀本 巻一』に、サルカニ合戦が載っていて、イラストがたいへんシュールで感動しました。 まず、 サル ガ カキ ノ タネ ヲ カニ ニ ヤリマシタ。 サルが出てきました。これはいいです。 つづいて、…

中岡哲郎『人間と労働の未来——技術進歩は何をもたらすか』(中公新書、1970年)

人間と労働の未来―技術進歩は何をもたらすか (中公新書 234)作者: 中岡哲郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 1970/10メディア: 新書購入: 1人 この商品を含むブログを見る 友人たちと定例的に開いている勉強会で、同じ著者(中岡哲郎氏)の『日本近代技…

日本人はスケーラブルなアーキテクチャを作るのが苦手(伊藤穣一)

2年前のものなので古いですが、↓の動画をみまして、伊藤穣一氏が言っていることを何点かメモしました(発言そのままではなく要約です)。 IT業界のことはよく分かりませんが、日本人は個々には良い物をつくっているのに、全体としてしっかりとしたアーキテ…

「汚名挽回」という日本語は間違いなのかどうか

「汚名挽回」という言い方は間違っている、とする主張の根拠が分からない http://yunishio.hateblo.jp/entry/2013/02/10/205234 「汚名挽回」を間違いだと主張するひとの多くは、「汚名を挽回するということは、わざわざ汚名を被ることを求めているようだ」…

ウィリアム・H・ダビドウ『つながりすぎた世界』(2012年)

※間違えてブログを5本ぐらい削除してしまったので、再度掲載。 つながりすぎた世界作者: ウィリアム・H・ダビドウ,酒井泰介出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2012/04/20メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 27回この商品を含むブログ (12件)…

佐々木俊尚『キュレーションの時代――「つながり」の情報革命がはじまる』

※操作をまちがって、ブログを5本ぐらい削除してしまいましたので、再掲載します。Evernoteに保存してあったので復旧できました。 今さらって感じですが、今日( 2012/6/30 )読みました。というか、去年買って、 Foursquareについて書かれたところなど一部…

つくばの竜巻の被害(しゃれになってない)【写真】

今日はつくばにかなりデカい雹(ひょう)が降り、その後大雨になって雷が激しくてやばい天気だなと思ってたら、なんと竜巻まできていたとは……。 犠牲者も出ており痛ましいですが……消防署、消防団、警察その他の方がおちついて避難・復旧を進めており頼もしか…

楠戸伊緒里『放射性廃棄物の憂鬱』(祥伝社新書)――10万年の地中管理は可能か

放射性廃棄物の憂鬱(祥伝社新書269)作者: 楠戸伊緒里出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2012/03/02メディア: 新書購入: 3人 クリック: 138回この商品を含むブログ (2件) を見る 放射性廃棄物の処分方法を詳細に論じた一般向けの新書である。たぶんあんま…

中国むけの日本語学習教材を出版しました

先月、ようやく発売されました(´∀`) 中国のAmazonのページもできており、¥26とあるのはようするに26人民元なのでだいたい340円程度と、たぶん日本国内の同等の語学教材にくらべると5分の1ぐらいの価格となってますね。2008年に韓国むけの別のやつの出…

中野剛志『日本思想史新論――プラグマティズムからナショナリズムへ』(ちくま新書)

日本思想史新論: プラグマティズムからナショナリズムへ (ちくま新書)作者: 中野剛志出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2012/02/06メディア: 新書購入: 5人 クリック: 60回この商品を含むブログ (10件) を見る 中野さんがまた新刊を出してた。 Amazonにレビ…

西部邁、佐伯啓思等『「危機」の思想』(NTT出版)

危機の思想作者: 西部邁,佐伯啓思出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: 2011/07/29メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 14回この商品を含むブログ (4件) を見る Amazonにレビューアップしておきました。 90年代から『発言者』(現『表現者』)…

マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』(ハヤカワ文庫)

これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)作者: マイケルサンデル,Michael J. Sandel,鬼澤忍出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/11/25メディア: ペーパーバック購入: 4人 クリック: 204回この商品を含むブログ (59件) を見る 日…

アリストテレス『政治学』

政治学 (西洋古典叢書)作者: アリストテレス,牛田徳子出版社/メーカー: 京都大学学術出版会発売日: 2001/02メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 12回この商品を含むブログ (12件) を見る アリストテレスが『政治学』のなかで「男は38歳、女は16歳で結婚する…